第5回 産業廃棄物の埋立処分基準

産廃の部屋

【埋立処分に関する基準】

(令第6条第1項第3号)

《共通基準 事項》

①産業廃棄物が飛散し、及び流出しないようにすること。

②処分に伴う悪臭、騒音又は振動によって生活環境の保全上支障が生じないよう
必要な措置を講ずること。

③産業廃棄物の処分のための施設については、生活環境の保全上支障を生じるお
それのないように必要な措置を講ずること。

④埋立地には、ねずみが生息し、及び蚊、はえその他の害虫が発生しないように
すること。

⑤埋立処分を終了する場合には、生活環境保全上支障が生じないように埋立地の
表面を土砂で覆うこと。

⑥埋立処分は、周囲に囲いが設けられ、かつ産業廃棄物(右記の有害な産業廃棄物
にあってはその旨)の埋立処分場所であることの表示がされている場所で行うこと。

 

〈有害な産業廃棄物〉
Ⅰ. 特別管理産業廃棄物でない燃え殻、ばいじん(処理したものを含む。)であって、水銀、
カドミウム、鉛、六価クロム、砒素、セレン、1,4‐ジオキサンが判定基準以上含まれるもの。

Ⅱ. 特別管理産業廃棄物でない汚泥(処理したものを含む。)であって、水銀、カドミウム、
鉛、有機燐、六価クロム、砒素、ポリ塩化ビフェニル、セレン、シアンが判定基準以上含
まれるもの。

 

《その他基準 》

①下記の安定型産業廃棄物以外は、地中にある空間を利用する埋立処分を行って
はならないこと。

<安定型産業廃棄物>
Ⅰ. 廃プラスチック類※自動車等破砕物(自動車のガラス、自動車のバンパー(プラスチック又は
金属から成る部分に限る)、自動車のタイヤを除く。)、鉛はんだ含有廃プリント配線板、
有機物が混入又は付着した廃容器包装及び水銀使用製品産業廃棄物であるものを除く。

Ⅱ. ゴムくず

Ⅲ. 金属くず※自動車等破砕物、鉛はんだ含有廃プリント配線板、鉛畜電池の電極不要物、
鉛製の管・板、有機物が混入又は付着した廃容器包装及び水銀使用製品産業廃棄物であるものを除く。

Ⅳ. ガラスくず、コンクリートくず(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものを除く。)
及び陶磁器くず※自動車等破砕物、廃ブラウン管側面部、廃石膏ボード、有機物が混入又は付着した
廃容器包装及び水銀使用製品産業廃棄物であるものを除く。

Ⅴ. がれき類

②安定型産業廃棄物最終処分場において産業廃棄物の埋立処分を行う場合には、安定型産業廃棄物
以外の廃棄物が混入し、又は付着するおそれのないように必要な措置を講ずること。

 

<工作物の新築、改築又は除去に伴って生じた安定型産業廃棄物の最終処分を行う場合の必要な措置>

◎次のいずれかの措置が必要。
Ⅰ. 安定型産業廃棄物とそれ以外の廃棄物とに分別して排出し、かつ、埋立処分が行われるまでの間、安
定型産業廃棄物にそれ以外の廃棄物が混入・付着することがないようにすること。

Ⅱ. 手、ふるい、風力、磁力、電気その他の方法により安定型産業廃棄物とそれ以外の廃棄物とに選別し
た結果、安定型産業廃棄物の熱しゃく減量を5%以下とし、かつ、選別後に安定型産業廃棄物の埋立処
分が行われるまでの間、安定型産業廃棄物にそれ以外の廃棄物が混入・付着することがないようにする事。

 

③有害な産業廃棄物の埋立処分は、公共の水域及び地下水と遮断されている場所で行うこと。

 

④有害な産業廃棄物以外の産業廃棄物の埋立処分を行う場合には、埋立処分の場所からの浸出液による
公共の水域及び地下水の汚染を防止するために必要な措置を講ずること。(ただし、安定型産業廃棄物
のみの埋立処分を行っている場合であって、埋立地の浸透水の水質が最終処分基準省令別表第2に掲げる
基準並びに規則第7条の9に掲げるBOD及びCODに係る基準に適合する場合等はこの限りでない。)

 

《産業廃棄物の種類に応じた埋立処分基準等》

産業廃棄物名 埋立処分に際しての前処理方法等 埋立可能な最終処分場
汚泥 (陸上埋立)
焼却設備を用いて焼却、熱分解設備を用いて熱分解又は含水率85%以下にすること。
(水面埋立)
有機性の汚泥の場合には、焼却設備を用いて焼却又は熱分解設備を用いて熱分解すること。
管理型
廃油(タールピッチを除く。) 焼却設備を用いて焼却又は熱分解設備を
用いて熱分解すること。
管理型
廃プラスチック類 Ⅰ 中空の状態でないようにし、最大径おおむね15㎝以下に破砕又は切断する。
Ⅱ 溶融設備を用いて溶融加工すること。
Ⅲ 焼却設備を用いて焼却すること又は熱分解設備を用いて熱分解すること。
安定型(ただし自動車等破砕物、鉛を含む廃プリント配線板、有害物質又は有機物質が混入・付着した廃容器包装、水銀使用製品産業
廃棄物、焼却後のものは管理型)
ゴムくず Ⅰ 中空の状態でないようにし、最大径おおむね15㎝以下に破砕又は切断する。
Ⅱ 焼却設備を用いて焼却すること又は熱分解設備を用いて熱分解すること。
安定型(焼却後のもの
は管理型)
ばいじん、燃え殻及びこれらを処分するために処理したもの物 大気中に飛散しないように水分添加、こん
包等を行うこと。
管理型
腐敗物(有機性汚泥、動植物性残さ、動物系固形不要物、畜産動物のふん尿、畜産動物の死体及びこれらを処分するために処理したもの) 腐敗物(熱しゃく減量15%以下に焼却したもの、コンクリート固型化したものは除く。)の含有率が、 40%未満:厚さおおむね3m以下ごとに50㎝の土砂で覆うこと。
40%以上:厚さおおむね50㎝以下ごとに50㎝の土砂で覆うこと。〔※〕小規模埋立処分(面積1万㎡以下又は容量5万m3以下)の場合には適用されない。
管理型
廃酸、廃アルカリ 埋立処分禁止
特定家庭用機器産業廃棄物 中間処理(再生を含む。)に係る基準の例によること。
紙くず、木くず、繊
維くず、鉱さい
不要 管理型
金属くず 不要 安定型(ただし自動車等破砕物、鉛製の板、廃容器包装、鉛を含む
廃プリント配線板、鉛蓄電池の電極、水銀使用製品産業廃棄物は管
理型)
ガラスくず、コンクリートくず(工作物の新築、改築又は除去に伴って生じたものを除く。)及び陶磁器くず 不要 安定型(ただし自動車等破砕物、廃容器包装、廃ブラウン管、廃石膏ボード、水銀使用製品産業廃棄物は管理型)
がれき類 不要 安定型
感染性廃棄物、廃PC B 等 、 P C B 汚 染
物、PCB処理物、廃
石綿等の特別管理産業廃棄物の処分の規定による処分又は 再 生 ( 焼 却 を 除く。 )により生 じた廃棄物
あらかじめ、環境大臣が定める基準に適合す
るものにすること。
管理型

※産業廃棄物の海洋投入処分は、海洋汚染防止等の見地から認められない都道府県があります。

 

難しいことを長々書きましたが、最低限、安定型品目の廃棄物と管理型品目の廃棄物は覚えておきましょう。

 

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